てぃーだブログ › ラ・メゾン・クレール

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2012年03月16日

3月16日の記事

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Posted by k-koei at 19:12Comments(0)

2012年03月16日

3月16日の記事

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Posted by k-koei at 19:06Comments(0)

2012年03月02日

雛祭りと桃の花






明日は3月3日、雛祭りですね。

メゾン・クレールでは、
桃の節句にちなんで、いくつかのロゼワインをご用意いたしました。

美味しいお料理と桃色のワインで、
普段とは少し違った雛祭りはいかがでしょうか?
  


Posted by k-koei at 22:59Comments(0)季節

2011年09月16日

※延期・ちゃーがんじゅーの美食会

9月18日(日)に予定しておりました、
「ちゃーがんじゅーの美食会」ですが、
台風接近のため

10月2日(日)へと延期となりました。

ご了承ください。



とても良いサービスメニューですので、
引き続き、ご予約をお待ちしております!  


Posted by k-koei at 18:46Comments(0)

2011年09月06日

エスカルゴは魚料理?





秋メニューをスタートさせています。
写真は、“エスカルゴのソテー 鮪の炙り添え”
エスカルゴのピューレ・ソースを添えています。
味わったことのない味覚と食感・・・かも?

実は、エスカルゴは魚屋で売られ、
魚料理に分類されることもあります。
鮪とも異和感はありませんよ。
ワイン片手に、秋の夜長を・・、ぜひお試しください。
  


Posted by k-koei at 20:27Comments(0)料理

2011年04月26日

介護食のお客様がご来店される

本日4月26日、ランチタイムに介護食のお客様が
ご家族とともにご来店されました。
何でも良く召し上がるお客様で、コースで提供させて
頂きましたが、残さずに全てお召し上がり頂きました。
最初はこわばっていましたが、嬉しそうな笑顔を拝見し、
喜びもこみ上げてきたものです。
― 今日は、いい仕事ができたかな・・ と、自問自答をしながらも、
あるしゅの満足感はありました。
ホテル勤務のころは、良く手掛けていましたが、久しぶりの
仕事であったため、私の方も緊張しました。
ひでさん、87歳のお誕生日本当におめでとうございます。
 88歳のお祝いも元気で祝って下さいネ。

5月7日(土)に、(おばあちゃんと昼食会)を企画していますが、
どんなお客様がいらっしゃるか、今から楽しみです。
介護食の方でも、十分お楽しみ頂けるメニューです。
おばあちゃんの笑顔とともにみんなで笑えたら最高ですね。
車椅子の方でも大丈夫ですよ。
遠慮なくいらして下さい。 お待ち致しております。
  


Posted by k-koei at 21:13Comments(0)

2011年04月26日

最近のヒット作 vol.2






島豚と茄子のシャルロット


ほとんど目にしないタイプの料理と思います。
島豚のブレゼと焼き茄子をマリアージュさせ、
一切の無駄を省いた渾身の作。
是非とも味わって頂きたい一皿です。
これは予約が必要ですので、あしからず。


もうひとつの力作 ブイヤベース


南フランスの名物料理に、ブイヤベースがあります。
とりわけマルセイユのブイヤベースは有名ですが、
当店にも自慢のブイヤベースがあります。
材料の魚介類に、沖縄独特のアバサーを加えたオリジナルです。
一度食べたらやみつきになりますよ。
是非お試し下さい。
  


Posted by k-koei at 21:09Comments(2)料理

2011年04月15日

母の日スペシャルイベント

母の日スペシャルイベントのご案内  

今年の母の日のご予定はお決まりでしょうか。
  ラ・メゾン・クレールでは、下記二通りのイベントを企画致しました。

☆☆☆ グラン・メール(おばあちゃん)と昼食会 ☆☆☆
  5月7日(土) 12:00~  料理 お1人様  \ 6,000 

✲~ 料理もおばあちゃんと一緒 
業界初の取り組みとして、当店ではご年輩のおばあちゃんでも食べ易く、
美味しく楽しめるフランス料理を提案します。元気なおばあちゃんでも、 介護食のおばあちゃんでも、この日だけは家族全員がおばあちゃんに合わせたフランス料理を味わって頂きます。 
尚、当日の総合演出は、伝説の料理人・早野視津留氏が担当致します。
昼食会の後は、食に対する考え方に大きな変化があるでしょう。
お食事の後は声楽ユニットによる生ライブがお楽しみ頂けます。
懐かしいメロディーとさわやかな歌声に、昭和の良き日々があざやかに
よみがえって来ることでしょう。

さあ、おばあちゃんを囲んで家族でフランス料理!!!
Menuは別紙参照
食べ易く真心込めたフルコースをご準備致します。

 
☆☆☆ マ・メール(母)と昼食会 ☆☆☆  
5月8日(母の日)12:00~  料理 お一人様  \ 6,000


✲~ お母さんに世界三大珍味を 
日頃のお母さんの愛に感謝をこめて、正統派フランス料理をプレゼントしてはいかがでしょう。 
母の日は家族イベントの中でもメーンイベント、
落ち着いた食卓で日頃の労をねぎらいながら、キャビア、フォワグラ、
トリュフの世界三大珍味に舌鼓、ゆったりと流れる時間の中、家族の語ら
いも大いに盛り上がることでしょう。
お食事の後は、声楽ユニットによる生ライブがお楽しみ頂けます。

Menuは別紙参照
世界三大珍味を入れたフルコースをご準備致します。
  

☆ 尚、年に一度のお母様に贈るスペシャルメニューでございます。
両日共に20名様限定の予約制となっておりますので、お早目のご予約を
おすすめ致します。


お問い合わせ → ラ・メゾン・クレール  tel 098-963-6565
  


Posted by k-koei at 19:43Comments(0)

2011年04月15日

マ・メール(母)と昼食会

マ・メール(母)と昼食会
2011年5月8日(日)
お食事12:15~、ライブ13:45~


新鮮な魚介類の菜園風
鮪・真鯛や雲丹、キャビアを添えて

元気の出る優しい味わい‘南海の幸のコンソメスープ,
ミーバイなど小魚たちのコンソメと海老のラヴィオリ

昔懐かしい平目のボンファム(良母風)
平目・魚のムース・茸で、まろやかなグラタンに

誰もがうれしい 牛フィレ肉のパイ包み焼き フォワグラと共に
牛フィレ肉に、フォワグラ、トリュフを添えて

パティシエ スペシャル デザート
母に贈る お楽しみデザート

珈琲又は紅茶


声楽ユニット 生ライブ

歌 ソプラノ  善國 亜由子
   バリトン  前田 康博
ピアノ       城間 明子

曲目
エーデルワイス
てぃんさぐの花
ゴンドラの唄
夏のメドレー
芭蕉布


ドリンク

☆グラスワイン 赤・白 \ 500
 (イル・ラ・フォルジュ)
☆ソフトドリンク \300
オレンジ、グレープフルーツ、
ジンジャーエール、ウーロン-茶
☆自家製健康酢 \300
(サトウキビ酢のソーダ割)
☆フレッシュ野菜ジュース \300


20名様限定ですので、お早目のご連絡お願い致します
ラ・メゾン・クレール1853
Tel 098-963-6565
  


Posted by k-koei at 19:42Comments(0)

2011年04月15日

グラン・メールと昼食会

グラン・メールと昼食会
2011年5月7日(土)
お食事12:15~、ライブ13:30~
 


噂のブランマンジェ
魚介のゼリーとクリームのマリアージュ

フォワグラのロワイヤル
フォワグラを洋風茶碗蒸しに

とろみをつけた薬膳コンソメスープ
昔ながらのとろみをつけたコンソメをイラブ薬膳で

おばあちゃんへ一輪 活魚の花造り
紅白活魚の花一輪をお皿に浮かべて

柔らかでとろける本部牛ほほ肉の翡翠仕立て
本部牛ほほ肉と野菜たちの翡翠色のシチュー

泡雪卵のキャラメル風味
キャラメルをまとった真っ白な蒸しメレンゲ

グランマニエのスフレ
オレンジリキュールで香りをつけた温かいふわふわ菓子

珈琲と紅茶


声楽ユニット 生ライブ

歌 ソプラノ  善國 亜由子
   バリトン  前田 康博
ピアノ       城間 明子

曲目
エーデルワイス
てぃんさぐぬ花
ゴンドラの唄
夏のメドレー
芭蕉布


ドリンク

☆グラスワイン 赤・白 \500
 (イル・ラ・フォルジュ)
☆ソフトドリンク \300
オレンジ、グレープフルーツ、
ジンジャーエール、ウーロン-茶
☆自家製健康酢 \300
(サトウキビ酢のソーダ割)
☆フレッシュ野菜ジュース \300


20名様限定ですので、お早目のご連絡お願い致します
ラ・メゾン・クレール1853
Tel 098-963-6565
  


Posted by k-koei at 19:37Comments(0)

2011年02月24日

パリの屋根裏部屋


子牛のトマト煮 プロヴァンス風


野菜とパンの具だくさんスープ



20数年前、パリ8区の郊外向け列車の発着地サンラザール駅の近くに住んでいました。 
建物はとても立派なのですが、
私の部屋は6階の屋根裏部屋で日本で言う7階にあたります。
エレベーターのある表玄関ではなく、裏側の狭く急ならせん階段で上り下りをする、
昔風に言うと奉公人達の部屋でした。
とてもきつい階段で、忘れ物をしても取りに戻ったことなどありません。
天井は斜めで窓を開けてもパリの屋根しか見えないんです。
これが華のパリか・・と、自分自身で決め込んで楽しんでいたものです。

ある日、風邪をひいて寝込んだ時に、キャンピングガスを使って、
あり合わせの材料で作ったのがこの写真のスープでした。
本当に力が湧いてきたことを覚えています。
人にはそれぞれ思い出の料理があると思いますが、
今日のスープはパリで元気をもらった私の思い出のスープなんです。(写真はグラタン風にしてありますが)
作り方は24日(木)のほーむぷらざを参照して下さい。
ご笑味頂けたら幸いです。
  


Posted by k-koei at 20:49Comments(0)

2011年02月22日

異文化の楽しみ

大根やカブには、フランスで「二番目の皮」と言われる繊維質の層があるため、厚くむきます。
この皮を塩やレモンなどで漬物にすると、思いがけないおいしさと出会えます。

フランスでもよく作っていましたが、フランス人には不評で、不思議な目で見られました。
西洋では、野菜は火を通すもので、保存は油漬けや酢漬けのピクルスが代表格。
生野菜のサラダは比較的新しいものです。

以前アップしたカブの料理はカブの葉もソースに使いましたが、
日本の食文化では野菜は捨てる所がないほど上手に利用されていると思います。
沖縄は一年中野菜が豊富なためか、ぜいたくに使っているように見えますが、
貴重な豚肉は余すところなく使い切っています。

国や地方に根差した食文化は、
四季を通して住んで初めて見えてきて、楽しめるものかもしれません。
  


Posted by k-koei at 21:33Comments(0)エッセイ

2011年02月21日

今が旬のチーズ入荷

フランスでは食事の締めはやはりチーズ。
いろいろなタイプのチーズが食卓を飾ります。
信頼するチーズ専門店、東京アルパージュより、フランス産食べごろチーズが入荷しています。
癖になる逸品ぞろいですよ。
チーズ好きな方、ワインとともにいかがですか。
以下5品


*デリス・ド・ブルゴーニュ200g   
とてもなめらかな口あたりです。
生クリームを加えて作るため食べやすく上品な味わいのチーズです。
ブルゴーニュ産のフルーティな赤ワインや白ワインと一緒にどうぞ。
原産地 ブルゴーニュ圏

*ブルー デ コース(Morin)A.O.P   
上質のバターのような口どけ。
ミルクの旨味が豊かでシャープな味わいです。
ボディーのしっかりとした赤ワイン、甘口のワインにも合います。
原産地 ミディ=ビレネー圏

*アボンダンス(農家製)A.O.P   
エビアンでもおなじみ、険しいサボワ地方の山のチーズ。
ミルクのコクとくるみのような後味が残るアボンダンスです。
原産地 ローヌ=アルプ圏

*ル-レ エルブ エ アイユ 
ロールケーキ状でおしゃれ。
ハーブとガーリックがアクセント。
ふわっとした口どけ。
ディップやクラッカーに添えて。
ビールに合います。
バゲットに塗って簡単ガーリックトースト。
原産地 ロレーヌ圏

*ヴィニュロン・コンフィチュール フランボワーズ 200g   
フランボワーズのジャムがサンドされ熟成。
元のチーズはマンステールです。
フランボワーズのフルーティな香りがします。
原産地 アルザス圏
  


Posted by k-koei at 18:54Comments(0)エッセイ

2011年01月13日

ラ・メゾン・クレールのオリジナル商品


首里王府の秘宝“イラブ薬膳スープ1853”

        
古くより滋養強壮の妙薬とされ、首里王府でも貴重な煎じ汁として受け継がれてきたイラブ(ウミヘビ)。
その王府の秘宝イラブを、一日中じっくりと煮込んだ当店のオリジナル商品
“イラブ薬膳スープ”はとても元気が出る(命薬ぬちぐすいになる)と評判です。

イラブのエキスに秘められた不思議なパワー、豊富なDHAが脳の働きを活発にし、ぼけを防ぐ効果もあり、高齢社会の健康の切り札とも言われております。
難治のむちうち症、膝関節症、肥満や肝臓病の治療・改善に役立ち、またダイエット中の栄養補給にも優れていると言われています。

お客様より“これは沖縄の財産だ”とのコメントもちょうだいしており、身の引き締まる思いで製作いたしております。
当レストランにて召し上がり、持ち帰りたいとのご要望や、お問い合わせが多いため、時間は多少いただきますが、予約にて承ることになりました。
第二回沖縄の味フェアー・料理コンクール(1985年)において、グランプリを受賞した逸品で味は保証済みです。 
仕上げはコンソメ仕立てで、そのままでもとても飲みやすい洋風のスープですが、具材を加えるだけで、和・洋・中お好みのテイストでお楽しみいただけます。

イラブの栄養素だけでなく、牛肉や野鳥類、香味野菜などと一緒に煎じ上げており、栄養価は勿論、味覚的にもバランスの良い美味しいスープに仕上がっています。 大切な人への力水、自分へのご褒美など、是非一度お試しください。

 尚、ご注文をお受けしてからの手作りになりますので、商品到着まで一週間余りの日数を頂いております。ご了承ください。


店主  小林 光栄

首里王府の秘宝“イラブ薬膳スープ1853” 
内容量 550g(4~6人分) \6,300 送料別
  


Posted by k-koei at 18:46Comments(0)料理

2011年01月13日

Chef Koei の料理コレクション






たんかんのフランベ
(フランべ→酒類をかけアルコール分を燃やし、香りエキスを残す)

たんかんの季節になりました。
そのままでも美味しいたんかんですが、
デザートに仕上げてみました。
フランべをして、たんかんジュースとバターで
仕上げたソースで頂く温かいデザートです。
たんかんの可能性、再発見かも?







活魚と蕪のワイン蒸し

蕪はとても上品な野菜ですが、思い切ってソースに
使ってみました。 白い部分と葉を両方とも利用した
一品ですが、デリケートな風味と甘み、葉の香りと苦みが
それぞれ主張し、出来栄えは上々ですよ。
今だけの楽しみ、味わいに来て下さい。
  


Posted by k-koei at 18:42Comments(0)料理

2011年01月06日

新春を食す






新年より、新メニューがスタートしました。

魚介類と野菜をたっぷり盛り込んだヘルシー・コースが登場。
コース料理の中に元気野菜達の一皿、“野菜バラエティー”を
加えました。不思議なことに年間で野菜が一番豊富な季節なんです。
収穫したての野菜達をいろいろと味わって頂こうと思い、
調理法も含めて数種類の盛り合わせにしました。
年末・年始の疲れをリフレッシュ、元気な一年を予感して頂きたいと思います。

今年も躰に優しい料理をお楽しみください。
  


Posted by k-koei at 18:52Comments(0)料理

2010年12月06日

喜ばしいこと vol.3




人気のメニュー 「いまいゆの黄金焼き」
皮目パリッと、中身ふっくら
一度ご賞味ください


みなさん、お久しぶりです。
ちまたでは、更新されないブログとお思われてしまっていますが、今日はお客様からとても元気をもらいましたので久々に書いてみました。
以前紹介したお客様ですが、6月15日に入籍後来店し、メモリアルなディナーを楽しまれたナガミネ様ご夫婦の奥様が来店してくれました。
“あと2週間くらいなんですよ”と、パンパンに張ったお腹で、ランチのフルコースをしっかりと召し上がってくれました。
こんなにうれしい話はないですよね。ほんとうれしいですね。
読み聞かせもしっかりされていると言っていました。
“出産して落ち着いたらまた来ますね”と言って、何日か後の大仕事に向かう後ろ姿を見送りました。 
 その夜、結婚記念日のお客様が来店し、“この店は妊婦さんも多いみたいですね”とおっしゃるので、昼のお客様のお話をしましたところ、“あやかって妊娠したらまた来ますね”と言いながら帰られました。 
近い内にきっと授かるものと念じております。
私どものレストランで、力水をつけた妊婦さんたちは元気なお子さんに恵まれているものと信じております。
入籍のメモリアル・ディナーを楽しまれた6月2日のカネヤ様ご夫妻、10月21日のナガタ様ご夫妻、いかがお過ごしでしょうか。
機会がありましたら、是非またご来店下さい。お待ち致しております。
  


Posted by k-koei at 21:41Comments(0)

2010年07月17日

喜ばしいこと Vol 2

以前ブログでも書きましたが、妊婦さんの来店が多くなり、
力水をつける仕事にとてもやりがいを感じていました。
が、ちょっと違ったお客様が、ここ2週間でたて続けに二件
“入籍のあとそちらに向かいます”と予約が入りびっくりするやら、
うれしいやら。  妊婦さんに対する力水も素晴らしいことなら、
これからの人生に対して激励のできる仕事もとても素晴らしいことです。
お客様曰く、 “あちこち出かけてはみても、
記念日や節目に何度も利用したいお店はやっぱりここかな”と言ってご来店して頂きました。  
本当に涙が出るほどうれしかったですよ。
“店をやっていてよかった”と心の底から喜びがこみ上げてきたものです。 
また、こういうお客さまのためにも頑張らなければと、
改めて自分自身に言い聞かせて励みにしたいと思っています。
6月2日のカネヤ様ご夫妻、6月15日の長嶺様ご夫妻、本当におめでとうございます。
幸多き人生になられることをお祈りしています。  
追  読み聞かせは必ずやって下さいね。 きっとですよ。
  


Posted by k-koei at 17:59Comments(2)

2010年03月12日

忘れていた記憶・・・

 暖かくなってきますと、自然とたわむれながら食事を楽しむ機会が増えてくると思います。普段は文化的な生活(?)の中に身を置き、自然との交わりを感じられない生活を余儀なくされがちな現代人。山や海で自然を満喫しながら食事を楽しみたいと、誰しも考ええると思います。
 塩を振っただけのおにぎり、あり合わせの材料を挟んだサンドイッチ。こんな簡単なものでも本当においしいものです。森林浴や海水浴などの-自然浴?-は、人が動物に戻る瞬間で、動物本来の姿になり、初めて本当のおいしさを感じるのでしょう。私これこそ料理の原点と考えており、いかに自然の感覚を取り込むかに悩んでいます。
言い方を変えると、自然に生かされることを望んでいます。
 私の家の周りはまだまだ自然が残っており、近所の子どもたちが最近では珍しいくらいよく外で遊びます。
 数年前の暮れのこと。子どもたちの作った隠れ家に招待され中に入っていき、草むらに寝転がった瞬間、衝撃に似たショックを受けました。枯れ草のにおい、風、雲の流れ…、まったく忘れていたのです。
 群馬県の赤城山のふもとで育った私は、子どものころ十分に遊んだと思い込み、自然との交わりを絶っていたと思います。
 料理の中だけの季節感だけに満足し、体で感じる四季の大切さを忘れていては、料理にも本当の季節の表現はできるはずがありません。
 ポケットに入れて持参したせんべいを子どもたちとかじりながら(沖縄にも枯れ草のにおいがあったのかと感心しながら)、遠い記憶を呼び戻し、ショックが幸福感に変わっていくのを感じていました。
 子どもたちに大事な記憶を思い出させてもらったお礼に、今はせっせとアタイグヮー(家庭菜園)の土作りに励み、料理の上に自家製ハーブをのせてお返し(押しつけ?)をしています。
 子どもたちの成長とともに、知人の誘いでキャンプに出掛けるようになりましたが、本当に楽しいものです。
 普段と違った環境に身を置くことは、心身ともにリフレッシュし、明日への活力源となります。
 自然浴は、誰しもが持っている欲求です。大人も大いに自然の中で遊び、遠い記憶を呼び戻し、美味しいおにぎりを食べてみてはどうでしょう。
  


Posted by k-koei at 19:35Comments(0)エッセイ

2010年01月19日

食のいろいろ・・・

好対照なお客さま

ホテル勤務をしているころの話ですが、対照的な二組のお客さまの話を書きたいと思います。

毎年キャンプのこの時期になりますと、沖縄各地ではプロ野球球団が多数キャンプを張り、
毎年暖かい沖縄、青い海を全国にアピールしてくれています。
観光業界にとってもありがたい大切なお客さまであることは言うまでもありません。
球団を迎え入れる私どもの仕事は、朝昼夕夜食の計4食と、
それ以外に差し入れの食材の調理なども担当いたします。 
数億円プレイヤーの集団ですので、一番気を使う点は、
やはり間違いのない食事を提供するということです。
 
二番目には栄養面。体を絞る人、筋肉を付ける人、それぞれの選手が課題を持ち、
二十種ほどの料理の中から自分で料理を選んで食しております。

三番目には、豪快な食事ではありますが、楽しんでいただきたいと思っております。
小生も甲子園を目指した高校球児でしたので、キャンプでの練習が、
いかに厳しいものか想像がつきます。 そんな練習の合間の食事ぐらいは、
できる限り楽しんでいただけるよう取り組んでいます。

一方、対照的なお客さまで、あるご夫婦の話をしたいと思います。   
奥様がのどを患っており、検査と治療を兼ねて年二回ほど、
二週間余り滞在されるご夫婦があります。
私も長いことこの職業に携わっていますが、病気療養のための料理の経験がほとんどなく、
毎回手探りでの仕事と言ったほうが正しいかも知れません。
朝・昼・晩の食事は、おかゆ、スープ、野菜の煮込み、魚、肉、フルーツまでも
すべてミキサーにかけ、のどを通しやすく作るのですが、
キウイや苺の種の小さなつぶつぶまでも敏感に感じてしまうらしく、
自分の気遣いの足りなさと、あれもこれもできたのではないかと、
いつも反省ばかりが残ります。
病院や施設で仕事されている方には当然のことと思われるかも知れませんが、
自分の作る料理が、人の“生”そのものに直接関わる責任は重く、
これもまた間違いがあってはならないことなのです。 ですが、頭の中にいつもあることは、
やはり楽しんで食していただきたいと思うのです。 単なる味気ない病人食ではなく、
同じ豆腐や野菜のピューレでも、トマトや青葉の色合いを配し、目でも楽しんでいただく、
それが家庭ではないレストランの料理と考えています。

観光業界全体でも、医療機関と協力、研究し、どんなタイプの食事でも対応でき、
暖かい沖縄でじっくりと療養していただけるようなシステムの
構築を真剣に取り組むべきだと思います。  
かたや戦場を駆けめぐる屈強な旗本たちの豪快な食事、
かたや利休の茶の湯を連想させるようなひっそりとした食事。
両極端な両者、どちらも私たち食に携わるもの、観光業界にとっても大切なお客さまなのです。
  


Posted by k-koei at 17:51Comments(0)エッセイ